【詩集 六月牡丹雪 72編収録 ハードバック】 *yum名義での出版
こんな自分でよかった。部分的に…。言葉ではなく活字で心持を表すことができるところ、それを好きな自分。ほんの部分的に…。目立たない、ごく僅かな、部分的に…、こんな自分でよかった。
癖の一つ『想像』。幼少期から独りでいることが多かったお陰で、人と会話する代わりに想像と会話した。目に見える物事や耳に聞こえる出来事から想像し、彼らと会話するのが好きになり、癖になった。そしてそれを活字で表すのが好きになり、とても心地の好い癖になった。言葉遊びが出来る自分。そんな癖を持っている自分が好きだったりする。だから、こんな自分でよかった。部分的に…。
私は詩を朗読する気はないのです。伝えたいことはすべてその活字に表せているから。これは自己満足の塊であって、あなたがもし理解出来ても共感出来るか分かりません。自己満足の塊はとても素直です。浮かんだ心持がそのまま活字になっているだけだから、単純といえば単純なのです。どうぞ感じるままに。