寺内孝著『Charles Dickens: his last 13 years』
寺内孝の英文によるチャールズ・ディケンズの後半生。
チャールズ・ディケンズ(1812-1870)は『クリスマス・キャロル』『二都物語』などで知られるヴィクトリア時代最大の小説家です。1836年24歳の時、スコットランド出身の高名な弁護士で音楽評論家のGeorge Hogarthの娘Catherine(1815-1879)と結婚し7男3女を儲けたあと、1858年45歳のとき離婚する。事の発端は、素人芝居の名優でもあった彼が、The Frozen Deepという劇の上演で、プロの女優Maria TernanとEllenTernanを雇ったことにある。彼は、彼の2女Kateと同年齢のEllen(18歳)に惚れ込んだのである。妻Catherineは夫の情事を全身で止めようとしたがDickens は聞き入れなかった。彼女は嫉妬だけで動いたのではなく夫の名誉を案じたのだ。案の定、艶事が外部に漏れる。Dickensはムキになって艶聞を否定した。だが彼は大嘘ついたのだ。以後、彼はEllenを隠し続けることになる。他方、彼の最愛の娘Kateは、独り身になった母を訪問し続ける傍ら、父に激しく反抗して荒れた。そしてKateは1860年、父の反対を聞き入れず、愛してもいない病弱のCharles Collinsと結婚する。Collinsは結核に侵されており、1873年に病没する。その3年前Dickensは急死している。著者寺内はDickensの真摯なキリスト教徒性に着目し、彼は生前、自分の罪を悔い改め回心(conversion)していたことを証拠をもって独創的に指摘している。
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