囲碁ガチ勢が囲碁の知識だけで計算機を作ってみた
囲碁が計算機になった!
・・・何を言ってるのかわからない?この本を読めばわかります。
囲碁の仕組みだけを用いて、囲碁のゲームの中に計算機を作ってしまった記録です。
足し算・引き算・掛け算をすることができる盤面図と、その解説をまとめました。
きっかけは、「スーパーマリオメーカー」というテレビゲーム。
マリオのステージを使って、いろいろな計算機を作る人たちがいて、感動しました。
囲碁でもできるかな。と思って頑張った結果、できました。
「マニアブログフェスタ」参加中の囲碁アーティスト、関が発明。
囲碁界初の試みです。ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです。
A5判 24頁
商品ストーリー
囲碁アートの関です!
暑すぎますね。ビール飲むのも忘れるくらいです。
(前編はこちら) (一か所、数字を間違えていましたorz)
囲碁計算機で、大きな数を足し算してみます!
二つの碁盤を使い分けて、普通の足し算&繰り上がりがある場合の足し算を、ひとけたずつ積み上げていくような感じです。
さて、今回計算するのは
123456789+987654321
(なぜこの数かというとキーボードで打ちやすいからです)
それぞれ二進法に直すと
000111010110111100110100010101
111010110111100110100010110001
となりました。27桁と30桁です。27のほうの頭に仮に000を入れて、30桁として扱います。
これを、右端の1桁目同士→2桁目同士→3桁目同士・・・という具合に、足し算を重ねていきます。
囲碁をするだけでこんなに大きな数を計算できるなんて、素晴らしい世の中になったものですね!!!
まず、最初の「1+1」。シンプルな足し算の「半加算器」を用います。
0は白石、1は黒石。AとBにそれぞれ黒石を置き(1+1)、囲碁の最善手を打っていきます。
黒1の石が取られ、右下では黒3で白石が取られました。
●〇という出力となりました。これで記念すべき最初の1桁目は「〇」、つまり「0」です。
そして繰り上がりの●が出ました。ということで、次の桁の「0+0」は・・・
繰り上がり計算機で行います。CDにそれぞれ白石(0+0)を入れて、同じく最善手を打ちます。
黒1で白石〇 黒3の石が取られて黒石● 〇●で01という出力になりました。
2桁目は「●」、繰り上がりは無しです。ということで次の桁の「1+0」は・・・
最初の半加算器で。1桁目とは異なり、黒1により白石を取ることになります。
〇●と出力され、3桁目は● 繰り上がりは無し(〇)
。。。。
さて、このまま行くと壮絶な分量になってしまいそうです。
私はただ楽しく囲碁をやっているだけなので、いくらでもいけちゃいますが・・・
最後までやってみたところ
●〇〇〇〇●〇〇〇●●●〇●〇〇〇●●〇●〇●●●〇〇〇●●〇
数字にして
1000010001110100011010111000110
さらに、十進法にして
1111111110
となりました!
こうして、
123456789+987654321=1111111110
が証明されたのであった・・・!
「なんのために作ったの?」ってよく聞かれるのですが
逆だと思うんです。
「おれが囲碁計算機のために存在するんだ」と思っています。
これは手段ではなく、自分の目的の一つ。このために囲碁をやってきたんです、きっと。
今現在、囲碁計算機の発展はここまで。
引き算や掛け算などは、さらにもうひとヒネリふたヒネリ必要みたいで、新たな発想を探しているのですが・・・
その過程で、意外な副産物ができてしまったので、それを今度はご紹介できたらと思っています。
お楽しみに!!
絵本・書籍・リトルプレスの人気商品
囲碁で引き分けになるアートや、囲碁の仕組みを用いた計算機の開発
普通に遊ぶフェーズが過ぎたので、囲碁そのものをいじっていきます。
アマチュア六段、講師でもあります。
¥ 450送料込み
在庫数 | 99点 |
---|
平均評価
配送について
発送方法 | クリックポスト |
---|---|
発送までの目安 | 2日 |
ギフト対応 | 対応不可 |
配送エリア・備考等 |
お支払い方法
下記のクレジットカードがご利用いただけます。
