MAFAC Tool-kit 48
1960年代古い中古のMAFACのツールキットになります。最初に申し上げておきますが、このキットは10個組工具セットが基本ですが、メガネレンチ(10/11mm)1本が欠品しております。大変使い勝手の良いサイズのものが無いのでソケットレンチ(②)の片方(外径11mm/内径8mm)に合うサイズ(11mm)がありません。事前にご承知置き願います。文中の表記①~⑪はメイン写真の個々の該当工具・用品番号になります。
ツールキットも年代により色々種類があるようで、イラスト写真が載っているサブ写真のものは1970年代のカタログになります。見やすいのでこのイラストを載せましたが、出品のツールキット#48とは少し違うようです。⑧のタイヤレバー(F8?)の上部形状(四角切り抜き穴)がイラストのもの(切り欠き)と明らかに違うからです。この事よりこれより古い1960年代のカタログに酷似する#48が確認出来ますので、この年代のものとしました。しかし、この年代(1960年)のものとした場合、「補修用ゴムのりチューブ」が欠品となりますが、これ以上は突き詰めないこととしました。1970年代カタログにツールキットは2種類(#45 #48)掲載されていますが、出品の1960年代頃には色々あったようで、その種類を下記に明記しました。つまり、自転車用(#44(5個組セット)、#45(6個組9機能セット)、#46(7個組セット)、#48(10個組17機能セット))、モペット・オートバイ用(#51(5個組7機能セット)、#61(6個組セット)、#71(スクーター用セット)、#81(8個組モペット用セット)、#91(イノセンティ社(伊)製スクーター用セット)、#101(10個組セット)、#131(オートバイ用13個組25機能セット)などです。出品のツールキット#48については、24機能という見方もあるようです。
メイン写真個々の明細、①2種(薄・厚)マイナスドライバーと15/17mmレンチ、2種ニップルレンチ、②外12内9mm・外11内8mmソケットレンチ、③メガネレンチ13mm/コーンレンチ、④メガネレンチ15mm/ペダルレンチ16mm、⑤メガネレンチ8/9mm、⑥メガネレンチ12/14mm、⑦7mmタイヤレバー、⑧7mm四角タイヤレバー、⑨6mmタイヤレバー、⑩補修用パッチ2枚&布ヤスリ(ゴムのりチューブ無し)、⑪110×70×15mm射出成形プラスチックケース(茶)、実測重量189g。プレス打ち抜き鉄製各工具の表面に「MAFAC」の刻印があり、プラスチックケース蓋右上部分には薄らと「48」の名前が読めます。長期保管品になりますので、多少サビが工具・ケースリベットに浮き出ていますが、真鍮金ブラシで除去・研磨しましたが、取り切れないものが残っております。メイン写真のものが全てになります。個々の工具の様子はサブ写真をご覧下さい。
メガネレンチ(8/9mm)を余分に保有しており、このキットに1本追加しますので、同様のキットをお持ちの方で、メガネレンチ10/11mmを余分にお持ちで8/9mmをお持ちでない方がいましたら物々交換用としてご利用ください。
クラシックな自転車をお持ちの場合ビンテージなパーツを修理するために、最新の自転車とは異なる別のツールが必要になることを感じる事でしょう。この60年代の「MAFAC Tool-kit 48」には、長距離または数日間のツーリングに必要な工具がほぼすべて揃っており、軽量コンパクトな専用ケースにパッケージされております。
商品ストーリー
M210504 MAFAC クリテリウム カンチブレーキセット
Aが自転車に夢中になっていた1970年代は、すでに頂点を極めたMAFACの下り坂の始まりだったのでしょうか? 初めて見た゛MAFAC RACER ゛からは、フランスの香りがプンプンしていました。当時、オーダーのランドナー車には、ストラドルケーブルに支えられたキラキラ輝くクリテリウムのブレーキアームが定番で、スポルティーフにもアッセンブルするのがチョット粋なように見えました。センタープルブレーキ台座をブレイズドオンした丸タイヤのスポルティーフは、趣味人の極みでした。ダイアコンペやシマノも頑張っていたかもしれませんが、カンチブレーキの゛MAFAC CRITERIUM ゛が、日本のツアー車、ランドナー車を席捲していたように思います。
「MAFAC(Manufacturing Auvergnoise de Freins et Accessoires pour Cycles)は、自転車ブレーキとツールキットのフランスのメーカーでした。大戦後「Securite」という名前で設立され、1947年の秋にMAFACに名称変更されました。初期よりストラドルケーブルにより、個別に両側のブレイズドオン台座のブレーキアームを作動させるカンチレバーブレーキを製造、その後、センタープルブレーキを併せて製造しています。MAFACのゴム製ブレーキレバーパットにはアジャスターが内蔵され、走行中にブレーキ調整が可能でした。センタープルブレーキの中には、フェンダーや大型タイヤをクリアできるように設計されたものもあり、1950年代後半から1970年代にかけ最も人気のあるメーカーの一つになりました。頑丈で安価であったため、あらゆる階層のバイクに使用されました。1980年代後半、ブランドの独占性の欠如、経済的圧力や日本との競争により消滅しました。」
(「ウィキペディア」参照)
MAFACは、1952年デュポンにより開発されたホームアルデヒドを原料とし合成されたポリアセタール樹脂で作られた、軽量、耐水性、耐熱性のエンジニアリングプラスティックであるデルリン製のブレーキレバーを製造しました。鉄、軽合金製のパーツの中にあって、白い硬化プラスティックの製品は珍しく、当時、魅力的に見えました。そんなにも高価で無かったのでAもフラットレバーやギドネットレバーを求めて、半世紀経った現在も使用しています。
出品の「MAFAC クリテリウム カンチブレーキセット」は、新品の箱入りを何組か蔵置していた外箱が壊れ、バラバラになったものの中より組合せセットにしたものです。ブレイズドオン用の台座もありましたが、散逸して今回は付属しておりません。クリテリウムには、製造年により千鳥の形状が微妙に違うものや、ブレーキアームピボットに注油孔が空いているものもありますが、今回出品のものには注油孔はありません。また、ケーブル吊り金具の色も微妙に違っています。メイン写真のものが全てになります。未使用品ですが、1970年代の製品ですので経年劣化によるブレーキシューの多少の汚れ・サビ、他僅少なキズなどもありますので、サブ写真等参考の上、ご購入ください。3組ほどセットありますが、今回は写真のものを1点のみの出品と致します。ヒビ・割れ等は無く、実用出来るものです。細かいパーツになりますので、入念に確認・数点検を行って発送致します。
(MAFAC クリテリウム カンチブレーキセット 締め付けボルト側)
(MAFAC クリテリウム カンチブレーキセット 台座挿入側)
(ブレーキシュー ブレーキアーム ロックボルト バネ)
(ブレーキアームピボットに注油孔無し)
(ブレーキアーム)
(MAFAC クリテリウム 1970年代カタログより)
道具の人気商品
¥ 3,000送料込み
平均評価
配送について
発送方法 | 普通郵便(定形、定形外) |
---|---|
発送までの目安 | 3日 |
ギフト対応 | 対応不可 |
配送エリア・備考等 | 日本国内のみの配送になります 普通郵便もしくはレターパックの発送予定になります。 |
お支払い方法
下記のクレジットカードがご利用いただけます。

最新の感想・コメント (もっと見る 56件 )
-
- Noritake フルーツ碗皿・アキグミ
- 大変丁寧に梱包してあり、お品も美品でした。 (2023/09/26)
-
- 杉野鉄工所 旧プロダイクランク用5ピンネジセット
- 良いものをリーゾナブルなお値段でありがとうございました。 大切に使わせて頂きます。 (2023/09/20)
-
- 三信松本製作所 ラージフランジロード用クイックハブ36H
- 佐々木さま こんにちは。さきほど商品を受け取りました。 息子のツーリング用にオークションでみつけたビンテージバイクのホイール組に使うつもりでいます。 普段はBMXばかり乗っているのでシールドベアリングに馴染みすぎていて、こういうゴリッとしたルーズボールの感覚を忘れていました。 長く楽しませていただきます! どうもありがとうございました。 (2023/08/05)