CAMPAGNOLO #729 下玉押し抜き工具
1970年代の古い中古の下玉押し抜き工具、ブログに紹介している「CAMPAGNOLO catalogue n.17」(1974年)のP86に掲載されているものです。サブ写真の使用イラストは、1976年頃同社が「ツールと手順 ○ヘッドセットとボトムブラケットセットの取り付け ○前後のフォークエンドの位置合わせ ○リムのセンタリング」のサブタイトルで大型ポスターを制作、項目No.3に掲載されたものです。工具の大まかな説明が、ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語で記されており、#729は「フォークカラーからコーンを取り外すにはツール729を使用」とあります。実測重量175g。ハンマー打撃跡・玉押しとの当り面に使用感があり、他に長期保管による僅少のキズ痕が見られます。著しいサビ・汚れ・擦れなどは見当たりません。CAMPAGNOLO工具特有の「燻し銀カラー」は、そのまま残っております。それほど使用された形跡はなく、充分に実用可能な工具と判断されます。メイン写真のものが全てになります。他サブ写真をご覧下さい。
商品ストーリー
自転車競技者のトゥーリョ・カンパニョーロは、実家が作業場を持つ金物屋で、競技者の経験を生かし、自転車部品製造を1933年ヴィチェンツァで始めました。それがロードレーサー部品専業メーカーとして、シマノ(日本)、SRAM(米国)と共に世界市場を寡占するカンパニョーロ社の始まりでした。
トゥーリョの発明した「クウィックレリーズ」ハブについての開発話として、「ドロミーティ(イタリア北東部の山地)のオーネクロス峠のレース中、車輪の取り外しを試みたが、凍り付いた泥のため、当時のウィングナットをかじかんだ手で緩められず、外せなかった苦い経験」が、元になっているという話です。カンパニョーロ社の今日の業績に繋がった理由として、製品の性能・技術革新、製品とサービスの質の3つの基本的なコンセプトがなしえたことと言われています。
カンパ製品でひときわAの目を引いた1970年代のメカは、ワイヤー1本の縦型のパンタグラフ式で、変速機構位置が余り変化せずに、安定した動作を維持するリヤ変速機でした。1950年代に発表、改良された製品は80年代まで続く製品でした。リヤ変速機のヌーボ・レコードを含む「レコード・ロード・グループ」のコンポーネントで組み付けられた、オールカンパのロードレーサーが、フルオーダー車の頂点でした。その後、本カタログにあるスーパー・レコードのコンポーネントが、発売されました。
1974年発行の100ページに及ぶ、しっかりしたカタログです。スーパーレコード以下幾つかのコンポーネントを掲載、ツールケースの実物を見た時の圧倒感は、今でも忘れられません。
(2020.6.23)
※ 掲載のコピーカタログにつきましては、著作権制限対象物に当たるか否か不明ですが、個人使用のみに限らせてもらっております。掲載物関係者の方で、御異議・苦情等があれば、ご連絡下さい。早期に削除等の対処をさせていただきます。
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