CAMPAGNOLO #768 空転止めペグスパナ
1970年代、チェーンホイールギャ板のアーレンキーを使用しての着脱時、ナットの空転を抑え、クランクキャップ取り外しに使用する古い中古工具です。丸穴側でクランクキャップ外し、2つ爪側でナットの空転を抑えます。ブログに紹介している「CAMPAGNOLO catalogue n.17」(1974年)のP87に掲載されているものです。全長92mm、実測重量13g、厚み 1.5mm、コピー製品化されたのではないかと思われる「Sugino」のものとほとんど同形です。本体上部に「地球マーク・Campagnolo」の刻印があります。ペグ引っ掛かり部分に使用感があり、他に長期保管によるサビ・僅少のキズ痕が見られます。目立つサビ・汚れは真鍮金ブラシで多少研磨、除去しました。充分に実用可能な工具と判断されます。メイン写真のものが全てになります。他サブ写真をご覧下さい。
商品ストーリー
自転車競技者のトゥーリョ・カンパニョーロは、実家が作業場を持つ金物屋で、競技者の経験を生かし、自転車部品製造を1933年ヴィチェンツァで始めました。それがロードレーサー部品専業メーカーとして、シマノ(日本)、SRAM(米国)と共に世界市場を寡占するカンパニョーロ社の始まりでした。
トゥーリョの発明した「クウィックレリーズ」ハブについての開発話として、「ドロミーティ(イタリア北東部の山地)のオーネクロス峠のレース中、車輪の取り外しを試みたが、凍り付いた泥のため、当時のウィングナットをかじかんだ手で緩められず、外せなかった苦い経験」が、元になっているという話です。カンパニョーロ社の今日の業績に繋がった理由として、製品の性能・技術革新、製品とサービスの質の3つの基本的なコンセプトがなしえたことと言われています。
カンパ製品でひときわAの目を引いた1970年代のメカは、ワイヤー1本の縦型のパンタグラフ式で、変速機構位置が余り変化せずに、安定した動作を維持するリヤ変速機でした。1950年代に発表、改良された製品は80年代まで続く製品でした。リヤ変速機のヌーボ・レコードを含む「レコード・ロード・グループ」のコンポーネントで組み付けられた、オールカンパのロードレーサーが、フルオーダー車の頂点でした。その後、本カタログにあるスーパー・レコードのコンポーネントが、発売されました。
1974年発行の100ページに及ぶ、しっかりしたカタログです。スーパーレコード以下幾つかのコンポーネントを掲載、ツールケースの実物を見た時の圧倒感は、今でも忘れられません。
(2020.6.23)
※ 掲載のコピーカタログにつきましては、著作権制限対象物に当たるか否か不明ですが、個人使用のみに限らせてもらっております。掲載物関係者の方で、御異議・苦情等があれば、ご連絡下さい。早期に削除等の対処をさせていただきます。
TOPにもどる
…………………………………………………………………
道具の人気商品
¥ 1,000送料込み
平均評価
配送について
発送方法 | 普通郵便(定形、定形外) |
---|---|
発送までの目安 | 3日 |
ギフト対応 | 対応不可 |
配送エリア・備考等 | 日本国内のみの配送になります 普通郵便もしくはスマートレターの発送予定になります |
お支払い方法
下記のクレジットカードがご利用いただけます。

最新の感想・コメント (もっと見る 60件 )
-
- ZEUS サドルレンチ
- 無事にお取引を完了出来て良かったです。 またの魅力的な商品出品を期待します。 有難うございました。 (2023/11/27)
-
- CAMPAGNOLO #2101 ロードヘッドセットリテーナー
- 本日商品が届きました。 お取引きありがとうございました。 ご縁がありましたらまたよろしくお願いします。 (2023/11/27)
-
- 杉野鉄工所 旧プロダイクランク用5ピンネジセット
- いつも迅速なご対応と丁寧な梱包をありがとうございます。またご見識のあるアドバイスも有難いです。今後もよろしくお願いいたします。 (2023/11/22)