VAR #186/B フリーホイールリムーバー
1970年代頃の古い中古で使用感のあるフリーホイールリムーバー。外側のサビ・汚れは真鍮金ブラシで研磨しましたが、内部のクイックシャフトのネジ部が入る部分の汚れは、除けませんでした。2ヶ所の爪部とバイス取り付け部にキズが認められ、使用感があります。VARの「CATALOGUE GENERAL 1970」記載の説明書によると、
「クイックリリースハブの ゛アトム-マイヨール ゛4、5、6スピードフリーホイール用。ニッケルクロムスチール。重量0.150kg。 186/BC-カンパニョーロのクイックリリース用 186/BA-アトム-ノルマンディのクイックリリース用 186/BS-サンプレックスのクイックリリース用 D.R.L(フリーホイールリムーバー)の使い方 クイックリリースハブに186/Bまたは188/Bを取り付けRef.189を操作する」
とありますので、サブ写真のイラストをご参考願います。
サブ写真の刻印「VAR 186」と外観よりVAR#186/Bと推量しましたが、他に刻印も無くどのタイプ(BC、BA、BS)のものかはわかりません。2爪のため古いサンツアー5Vフリーホイールで試すと使用出来ました。イラストのような使い方ですが、本体上部の綾目ローレットがある部分は空転し、クイックシャフトのコニカルナット部が取り付くネジ部が内部に切ってあります。爪端よりローレット上部までの長さは43mm、2爪間内径19mm、外径28mm、実測重量94g。VARのカタログ重量150gは、よく分かりません。メイン写真のものが全てになります。他細部はサブ写真をご覧下さい。
商品ストーリー
1970年代、VARの工具を選んで購入・使っていたわけではありません。自転車をいじり倒していた頃、大阪「トモダサイクル」の ゛ニューワールドパーツ ゛という部品カタログを見て、専用工具がいろいろあると知りました。私が通っていたサイクル専門ショップで購入する工具は、概ねVARのものだったのではないでしょうか?
ある時、スポーク折れで ゛振れ取り ゛に入った自転車店が、先進的に色々扱っていたサイクルショップだったのかもしれません。その後、どのような経緯かは良く覚えておりませんが、その自転車店でVARの振れ取り機(No74)を購入することになりました。その時に「VAR CATALOGUE GENERAL 1970」を手に入れた?……としか思い出せません。いつの頃かは、分かりません。
1970年発行のカタログで、自転車用ツール・原付(モペット)とオートバイ用ツール・いろいろなツールの3章構成になっています。自転車章のパーツ別配番号は、他の年度のカタログと共通番号になっています。丁寧に細部まで書かれたイラストは、ダニエル・ルブールによるもの?……かと見えますが、これはAの勝手な思い込みです。これほどの数の専門工具イラストを、自転車に馴染み始めた頃に目にする機会に恵まれた事を、後に感謝しました。VARのような工具を使っている街の自転車店は、スポーツサイクルと言われる、専門ショップが多かったからです。
VARという企業は、どういう歴史をたどってきたのか? 検索では、同名の新しい企業しかヒットしませんでした。フランス国内にヴァール県(VAR)という第一次大戦頃に鉱工業が盛んな所があったようですが、VARとの繋がりは分かりません。
(2020.7.18)
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