マルシェル1周年企画として始まりました、「クリエイターへのインタビュー企画」。
今回は、福田とおるさんをご紹介します。優しい色使いで、楽しさと切なさが入り混じったカラフルなイラストを多く描かれている福田さん。
これまでに、庭師アオイくんのものがたりを表現した個展「まだ青い庭師」や、お人形サイズのドレスの展示販売会「ふたりのLOVEコレクション」など様々なかたちの展示会を開催。ワークショップを行うこともあります。
なんでもやっちゃえ精神で楽しく制作されているその背景を伺いました。(マルシェル運営)
おじいちゃんになっても、同じように作り続けたい
イラストや立体、手芸にたまにアニメーション。あまり何も決めずに作品を作って発表しています。
多分おじいちゃんになっても同じようなものを作っていると思います。そういう作品を作り続けたいです。
心がキュッとするような切なさを込める
さみしそうに見えるけど愉快だったり、愉快なんだけどさみしそうだったり。カラフルで明るい印象に見える作品だと思いますが、実は心がキュッとするような切ない意味を込めて制作しています。
おもちゃを集めたり眺めたりすることが好きなので、自分の作品に出てくる人物や動物たちは、ぬいぐるみやお人形のつもりで描いています。
みんな同じおもちゃ箱の中にいるような感じで、頭身が違ってもみんな仲間、というイメージで制作しています。
なんでもやっちゃえ~と思ったら楽しくなった
自分のできること・やりたいことが多く、作風がどれなのかわからなくなった時期もありましたが、なんでもやっちゃえ〜と思って、なんでもやることにしました。
その方が、楽しく作品を作ることができました。
作品は自分の子どもたち?!
SNSや展示会を通して、日本以外の国の人が見てくれることも多く、言葉がなくとも作品を通じて交流ができることは素晴らしいことだなと思います。
あと、「描いているイラストと顔が似てますね」とよく言われます。作品は自分の子どものようなものなので、似てくるんでしょうかね。うれしいです。
布ものの作品を増やしていきたい
今後は、もっと布ものの作品を作っていきたいです。手芸は好きな方ですが、技術がないので勉強したいですね。
でも、自分で作った布の作品たちは、愛着が何倍も湧いて手放したくないような。
■Profile:
福田とおる
1992年山形生まれ、東京育ち。カラフルで愉快だけどちょっぴりセンチな絵を描いている。
Instagram @fukkura029
Twitter @fukkura029
Web site https://fukudatoru.jimdofree.com
YouTube https://youtu.be/NNuE8zjj3C0
イベントのおしらせ:
「約100人のブックカバー展プチ」
2021年9月13日(月)〜10月11日(月)
会場:吉祥寺ロフト(3階文具売り場)
※営業時間は吉祥寺ロフトHPにてご確認ください。