『マルシェルコラム』作品づくりの刺激になる記事を配信中!

マサイ族にインスパイアされたヘンテコなかおアクセサリー!マサイフレンズ作家・siinamiina

見出し画像
マルシェル1周年記念としてはじまりました、注目のクリエイターズインタビュー。
今回は、siinamiinaさんをご紹介します。
マサイ族の独特な配色をヒントに作られているヘンテコなかおアクセサリー「マサイフレンズ」
既存の生地やパーツを使ってsiinamiinaさんが生み出す架空のキャラクターは、現在100人ものメンバーが存在。ひとりひとりの名前とストーリーを知っていくうち、思わず「マサイフレンズ」の世界に夢中になってしまいます。
最近では「マサイフレンズ」から派生して、「アニマルフレンズ」などの新しいシリーズも作られているsiinamiinaさんに、制作背景などを伺いました。(マルシェル運営)

マサイ族をヒントに、ひらめきで色とカタチを刺繍

マサイ族をヒントに、ひらめきで色とカタチを刺繍
マサイ族の色鮮やかな色彩をヒントに、色とカタチをひらめきで刺繍したヘンテコなかおアクセサリー 「マサイフレンズ」 を制作しています。

「マサイフレンズ」は空想から生まれた架空のキャラクター集団。ひとりひとり名前とストーリーをもっています。
ヘンテコだけどどこか愛らしい、少しとぼけた表情が癒しにもなる愉快な仲間たちです。

マサイフレンズからスタートして、今は動物をモチーフにしたアニマルフレンズや、世界の名画をモチーフにした
MuséeDu!などシリーズ化して楽しんでます。

既存の色やカタチを組み合わせて自由な発想で組み立てることで、いかにもな顔ではなく、なんとなく顔な作品ができあがります。
私の想像する名前とストーリーを綴りますが、それが絶対ではなくて、それぞれがそれぞれの感覚で捉えてもらえるような自由な余地のある作品ができあがっていたら嬉しいです。
 

既存の”カタチの魅力”だけを見る

既存の”カタチの魅力”だけを見る
オリジナルの生地やパーツは使わず、あくまでも既存のものを使うようにしています。

すでにある色や柄、自分ではコントロールできないものをいかに組み合わせてたのしいものをつくるかというところに喜びを感じます。

カタチとしてはビーズの他いろんなパーツも使いますが、そのパーツの本来の用途は気にしません。純粋に"カタチの魅力"だけを見て自由に使っています。
 

メンバーが5人から50人へ、一気に増えた瞬間

メンバーが5人から50人へ、一気に増えた瞬間
マサイフレンズが生まれたのは、実は1ヶ月の間の出来事でした。作品を作り始めてすぐ、まだ作品が5つしかない状態でイベント出展(50㎝四方の空間)のお誘いを受けたことがきっかけです。

当日までに並べられる作品を用意しなければならないという追い詰められた状況で、作り進めるうちにどんどんメンバーが増えていき、5人が50人になりました。

当時「MASAI」と名付けていた作品が「マサイフレンズ」にかわった瞬間です。ひとりひとりに名前とストーリーをつけることをはじめたのもこのときでした。

あのとき、イベント出展を断っていたらマサイフレンズは生まれていなかったかもしれないと思うと勇気出してよかったなって自分を褒めたいです。
 

長い間見守ってくださっている方々の存在

長い間見守ってくださっている方々の存在
2019年の年末に開催した初めての個展。作家活動をスタートした2016年頃からファンでいてくれているお客さまが、初期の頃の作品を両耳につけて会場に来てくださったときは本当に感激でした。長い間見守ってくださってることはもちろん、足を運んでくださったことももちろんですが、ずっと大切に愛用くださっていることが伝わってきてとても感動しました。

「siinamiinaさんという「人間」の持つ「想像力」の面白さ、それを存分に生かしたアクセサリーです。」
個展のお誘いをくれたギャラリー主さんがブログで紹介くださった言葉も嬉しかったです。(https://ameblo.jp/r-ume/entry-12549543809.html?fbclid=IwAR3wu1Z4gE4iyxUmwd5qT43H5fMjot35l6cxnb6w1hxRN9qI0jTv8R6N0OU)

こんな風に感じてもらえているのかと、私自身が私に見出せていない要素というか感覚をことばにしてくれているように思いました。
このブログに綴られていることすべてがとても嬉しかったです。
 

いずれ絵本を描いてみたい

いずれ絵本を描いてみたい
マサイフレンズをイラストにすることにもハマっているので、今後はイラストグッズにもチャレンジしてみようと思っています。
あと、絵本も描いてみたいという気持ちを密かにあたためています。
 
■Profile:
siinamiina
マサイフレンズ作家。
想像力を原点に活動しています。
比較的アンバランスなものや歪なカタチが好きで、絵を描くようにデザインしています。                          

Instagram @siina_miina

●オンライン企画展
不定期で開催しています。開催情報はInstagramにてご確認ください。