日本怪奇事件史 1・2巻合本(明治・大正・昭和・奇談・狂気編合本)
※2019年発刊の「日本怪奇事件史」1巻・2巻を合本した内容です。
「女性6人の生肝を抜き取った凶悪殺人鬼」「客をカツレツにした殺人コック」「少年誘拐ホルマリン事件」「弁当の盗み食いから学校閉鎖」「宇都宮にゾンビ現る」「手首ラーメン事件」「死んだ人間が都知事選に出馬」などこれまで誰も知らなかった知られざる明治~昭和の怪奇事件・猟奇事件全48本!全108ページ
商品ストーリー
こんにちは!穂積昭雪です!
前回に引き続き、こちらでは「怪奇事件」についてのアレコレを書いていきたいと思います。
が、その前にお知らせ。事後報告になってしまうのですが。9月3日(土)にABEMA(AbemaTV)の「カンニング竹山の土曜The NIGHT」にゲスト出演してきました。
テーマは「昭和トンデモ事件簿」という事で、「津山事件」など昭和に発生した奇妙な事件を2時間たっぷり語らせて頂きました。無料配信期間は終了していますが、ABEMAプレミアム(月額960円)の会員ならアーカイブで観れるようですので、宜しければご覧ください!
https://abema.tv/video/title/90-1677
さて、今回は前回の予告通り「調査の方法」なんかをお教えしたいと思います!
一にも二にもまず図書館
この活動をしていると「こんな事件、どうやって見つけたの?」「何か特別な調べ方をしているの?」とよく聞かれます。ここだからぶっちゃけますけど、昔の事件の掘り出しは誰でもできます。何も難しい事はしていません。
以下は自分の調査方法ですが、どこにもでもある地元の図書館をフル活用しています。
基本、日本の市町村には公立図書館と呼ばれる図書館があります。図書館には書籍だけではなく雑誌や新聞も置いてあり誰でも気軽にバックナンバーを読めるようになっているのです。
私が目を通している昭和時代の新聞は大き目の図書館以外では原紙で保管はされてないので、代わりに縮刷版と呼ばれてる分厚い本を読みます。
縮刷版とは1か月ごとに出版されてる新聞の総集編本で月ごとに出版されています。朝日新聞・読売新聞・毎日新聞といった主要紙は昭和の時代から毎月に渡り途切れなく発行し続けており、それら縮刷版は全国の図書館に配られます。
1か月の新聞が網羅されている関係上、1冊辺り1000ページ前後と重量もあるので多くは本棚には置かれておらず(これを閉架資料と呼びます)、図書館の受付に頼んで奥の倉庫から取ってきて貰う必要があります。
もちろん、朝日・読売・毎日の縮刷版が全部揃っている訳ではなく「朝日だけ」「読売だけ」というパターンもあるので、出来る事なら市立図書館や県立図書館など大きい図書館へ行って図書館の受付に「新聞縮刷版のバックナンバーを探している」と伝えると良いでしょう。
居住地以外の図書館も積極的に利用しよう!
意外に知られていないようですが、全国の図書館はその土地に住んでいなくても利用する事ができます!
もちろん本の貸出はできないのですが、その図書館にしか置いていない本や新聞の縮刷版を館内の机を使って読む事ができるのです(手続きをすれば複写もとれます)。自分は地元だけではなく他の県の図書館も積極的に訪るようにしているのですが、その理由は「地元紙の縮刷版を読む」事にあります。
ほとんどの都道府県には歴史のある地元密着型の新聞が現在も発行されており、例えば秋田県なら秋田魁新報、山梨県なら山梨日日新聞、岡山県なら山陽新聞など個性豊かな新聞が発行されており、それらのバックナンバーを無料で読む事ができるのです。
地方紙の良さはその地元密着性にあります。例えば山梨県で発生した事件に関しては全国紙よりも山梨日日新聞の方が詳しく載っていたり、関係者のインタビューや住民の声など地元ならではの独自取材が行われていたりします。見比べてみるのも楽しいので積極的に利用していきましょう!
資料の宝庫!国会図書館
日本にはこれまでに発行された(ほぼ)全ての書籍が揃っている奇跡のような図書館があります。それが国立国会図書館です。
この国会図書館には書籍だけではなく新聞も取り扱っており、図書館4階の新聞資料室にはなんと全国紙および地方紙のバックナンバーのほとんどが保管されているのです。
自分の新聞調査はこの国会図書館が主戦場となっています。利用するには会員登録が必要ですが、18歳以上であれば誰でも利用できます。
また、一般図書館での新聞縮刷版は昭和時代までしか保管されていませんが、国会図書館に行けば明治時代、大正時代の新聞も読む事ができます。ただし明治時代・大正時代の新聞の多くはマイクロフィルムでの閲覧になることがほとんどです。
マイクロフィルムとは書類や図面を微小サイズに縮小してフィルムに記録したフィルムの事で、専用の機械で拡大して読みます。
フィルムの扱い方や複写の取り方など初めての人はやや扱いづらく感じるかもしれませんが、国会図書館で働いている職員さんは皆丁寧に使い方を教えてくれるので遠慮せずに聞いてしまいましょう(僕も最初は職員さんに教えて貰いました)。
今回の更新はこんな感じです!
今月の「マルシェル」にはシリーズ第3弾の日本怪奇事件史(明治・大正・昭和・惨劇編)を追加しました!限定50冊なので購入希望の方はお早めにどうぞ!
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最新の感想・コメント (もっと見る 2件 )
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- 商品受け取りました 有り難うございました (2022/10/16)
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- 日本怪奇事件史(明治・大正・昭和・死生編)
- 本日受け取りました。本当にありがとうございました。 (2022/10/02)